遠心分離機なんでもFAQ
遠心分離装置のクラリファイヤーとは?
遠心分離装置のクラリファイヤーは、遠心力を利用して混合物を分離する装置であり、一般的には液体-固体、液体-液体の分離を行います。原理は、回転する容器内で遠心力がかかり、質量の異なる物質が中心から外側へ移動し分離することです。
構造的には、主に以下の部品で構成されます。
- 回転ドラム:遠心分離を行う主要部分で、回転速度に応じて遠心力が発生します。
- スクリューコンベア:固体堆積物をドラム外へ搬出する役割を果たします。
- 調整リング:液体の分離効率を向上させるため、澄明液と濃縮液の界面位置を調整します。
- スピンドル:ドラムを回転させるための軸で、モータからの動力を伝達します。
- 本体:ドラムやスピンドルを収納し、全体を支える役割を果たします。
特徴としては、以下の点が挙げられます。
- 高い分離能力:遠心力により、粒子径が小さくても迅速かつ効果的に分離が可能です。
- 連続運転:スクリューコンベアにより固体が搬出されるため、連続的な処理が可能です。
- 自動制御:自動化された制御システムにより、運転や監視が容易です。
- 柔軟性:調整リングを変更することで、異なる濃度や粒子径の混合物に対応可能です。
遠心分離装置のクラリファイヤーは、食品工業や化学工業、製薬業界などで幅広く利用されています。
遠心分離機TSK・CFシリーズは、遠心力を利用して比重差のあるものを分離する装置で、処理液(水溶性クーラント液等)からスラッジ(硝子、セラミック等)を回収します。スラッジの掻き出し作業を、手動、半自動、自動で行うことができるシリーズを揃えております。
- 加工物
- ●機械加工品
- ●セラミックス
- ●光学用レンズ
- ●塗装 等
- 加工機械
- ●工作機械
- ●研削研磨機
- ●塗装ブース
- ●圧造機 等
- 処理液
- ●切削油
- ●研削油
- ●塗装循環水
- ●鍛造液 等
- スラッジ
- ●金属
- ●セラミック
- ●塗料
- ●硝子 等
遠心分離機の対応した「用途・分野」は、加工物・加工機械・処理液・スラッジが適しています。