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遠心分離装置のクラリファイヤーとは?

 

遠心分離装置のクラリファイヤーは、遠心力を利用して混合物を分離する装置であり、一般的には液体-固体、液体-液体の分離を行います。原理は、回転する容器内で遠心力がかかり、質量の異なる物質が中心から外側へ移動し分離することです。

 

構造的には、主に以下の部品で構成されます。

  1. 回転ドラム:遠心分離を行う主要部分で、回転速度に応じて遠心力が発生します。
  2. スクリューコンベア:固体堆積物をドラム外へ搬出する役割を果たします。
  3. 調整リング:液体の分離効率を向上させるため、澄明液と濃縮液の界面位置を調整します。
  4. スピンドル:ドラムを回転させるための軸で、モータからの動力を伝達します。
  5. 本体:ドラムやスピンドルを収納し、全体を支える役割を果たします。
  6.  

特徴としては、以下の点が挙げられます。

  1. 高い分離能力:遠心力により、粒子径が小さくても迅速かつ効果的に分離が可能です。
  2. 連続運転:スクリューコンベアにより固体が搬出されるため、連続的な処理が可能です。
  3. 自動制御:自動化された制御システムにより、運転や監視が容易です。
  4. 柔軟性:調整リングを変更することで、異なる濃度や粒子径の混合物に対応可能です。

遠心分離装置のクラリファイヤーは、食品工業や化学工業、製薬業界などで幅広く利用されています。

 

遠心分離機TSK・CFシリーズは、遠心力を利用して比重差のあるものを分離する装置で、処理液(水溶性クーラント液等)からスラッジ(硝子、セラミック等)を回収します。スラッジの掻き出し作業を、手動、半自動、自動で行うことができるシリーズを揃えております。